災害救助犬は日本だけではなく、世界のあちこちで人命を救っています。今回は世界で活躍している災害救助犬の中から、とくに有名な3頭について紹介します。これを読めば災害救助犬がどれだけ優秀で勇敢なのかわかることでしょう。

バリーについて

バリーは世界で一番有名な災害救助犬とも言われています。スイスにあるサン・ベルナール修道院の山岳救助犬です。
バリーはアルプスの雪深い山岳地帯で、およそ40名以上の命を助けています。その功績により世界中で有名になりました。バリーが生涯を送った14年の中で、最も知られているエピソードは洞窟にいた少年を救助したものです。
バリーは洞窟の中で凍死しそうになっていた少年の上に覆い被り、自分の体温で少年を温めました。その後、背中に少年を乗せて修道院まで運んだのです。
バリーの功績はいまでも残っており、記念碑が建立されています。

スウォンジジャックについて

スウォンジジャックは水難救助犬として広く知られています。体格はそれほど大きくなかったと伝えられているにも関わらず、水難救助犬の歴史に名を連ねることができたのは傑出した水泳能力を持っていたからといわれています。
1931年に川で溺れていた12歳の少年を救助したことを皮切りに、生涯で27名を救助しました。スウォンジジャックの活躍は評価され、市議会から栄誉の証シルバーカラーを授与されています。

レイラについて

2011年3月11日に起こった東日本大震災は多くの悲しみ生みました。
シャーマンシェパードのレイラは、訓練士である村田さんとともに東日本大震災のときに必死な捜索活動をした救助犬です。
震災翌日の3月12日、レイラと村田さんは救助活動をスタートしました。過酷極まる現場で、一週間もの間、生存者の捜索を行ったのです。
大量の遺体、瓦礫の散乱などこの世のものとは思えない悲惨な状況でした。しかし、レイラはめげることなく必死に生存者の捜索を続けたのです。

激しい臭いが原因なのか、強いストレスが引き金となったのか、レイラは嗅覚を失ってしまいました。救助犬を引退せざるえなくなってしまったのです。しかし、自分を顧みず賢明な捜索活動をしたことは多くの人の心を打ち、レイラの頑張りは日本中に知れ渡ることになりました。

今回は、バリー、スウォンジジャック、レイラといった3頭の救助犬を紹介しました。救助犬は時に自分を顧みず、人命救助に尽力してくれます。
私たちにとって救助犬は大切な存在といえるでしょう。感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね。